パソコンを開くこと約1月ぶり。起動に若干の時間を要する。購入したヤマダ電機でみてもらったがなんせ7年ももっているので寿命が近いらしいとのこと。以後パソコン使用をやめようかなと思いつつ過ごしてきた。スマホ含めての通信費の支出に少々頭にきている。新首相の対応に期待したいところでもある。近況として皆様のコロナ対応のとまどいといらだちを感じるところです。新薬開発までの間の自粛へのおもい推察いたします。私も娘が基礎疾患を有していることから唯一の楽しみ(飲み会)に誘われても断っているところです。心身のコンディション維持に皆,苦悶する日々でもあります。
 私は現在,山崎豊子の「約束の海」という小説を読んでいます。一巻目(作家死去につき未完)のみで終結する訳ですが,主人公は自衛隊潜水艦勤務中に遊漁船と衝突し,海難審理や刑事裁判に関わってくるストーリー。これは昭和63年に発生した海上自衛隊潜水艦と遊魚船との衝突事故を模しているノンフイクションでもある。自衛艦は左よりヨットが接近したため右前方遊漁船の発見対応に遅れが生じたかもしくは遊漁船の動きの予測を誤ったかして,さらに遊漁船船長の側からみると経験の不足等のこともあり事故が生じている。遊漁船は衝突後すぐに転覆しているのだが他用務の船を遊漁船用に改造したらしい。船内にいた20名近くは転覆後船内からでられなかったようである。また潜水艦は特殊な構造のため相手船を救出するのに手間取り非難も受けている。また付近航行中の船舶への事故発生救難信号発出もなかったことからこれまた非難のもととなる。海上保安庁や付近航行中の自衛艦へはもちろん通報している。
 山崎豊子氏秘書の解説によると二巻以降は戦争に関する壮大な構想よりなる小説だったらしい。

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